「“何が正解なの…?”実習もアシストもスケーリングもできなかった私が、今もここで踏んばってる話」

こんにちは、ハチです。

今日は、歯科衛生士1年目のリアルな

“つまずき”エピソードをお話ししようと思います。

このブログを読んでくれてる人の中には、

「私って、歯科衛生士向いてないのかも…」
「毎日怒られてばっかりで、心が折れそう」

そんなふうに感じてる人もいるんじゃないかなと思います。

わたしも、まさにそうでした。

いや、たぶん“現在進行形”でそういう気持ちと共存してる部分もあります。

アシスト苦手、何していいか分からない。

実習のときからアシストが苦手で、

先生の手元を見ながら

「次何したらいいか…」ってオロオロ。

なんとなく立ってるだけで、ただの“白衣着た棒”。

頭の中では「バキュームはここ…?いや違う?…あ、先生吸っちゃった…」

みたいな葛藤をずっとしてて、

気づけばただの見学者みたいになってた。

「なんでまたそんなことやってるの?」

入職してからも、なかなか応用が効かない私。

「これ、前にもやったよね?」

「なんでまたそんなことやってるの?」

そう言われて、心がズドーン。

いや、わたしも分かってる。頭では。

でも、教えてもらった“1”が“1”にしか見えない。

“1から2”とか“3”とかに広げる力がない。

いままでの人生で、応用力なんて育ててこなかったよ…。

「ごめんなさい、頭では分かってるんですけど…」って謝るけど、

言い訳してんじゃないよ、って顔されて

翌日の朝礼で晒し者。

はい、ごもっともです。

マニュアルがない。正解もない。

しかもね、うちの歯医者にはマニュアルがない。

「歯科ってそういうもの。」

「正解はない。」

と言われて、

いやいや…正解ないってどういうこと!?

ただでさえ迷子なのに、

地図も標識もない場所でサバイバルしてる感じ。

“察する力”が試される世界。

でも私、そういうの得意じゃない。むしろ逆…。

歯石もぜんっぜん取れない

スケーリングも地獄だった。

30分のアポで、

2〜3本の歯しか歯石取れないこともあった。

先輩にも「こんなに時間あってそれだけ!?」と言われるし、

さらに取り残しもあり、呆れられる始末。

そんな繰り返しで、

また自己嫌悪の無限ループ。

質問すると「うざがられる」ように

分からないことはそのままにしたくなくて

いっぱい質問してた。

でも、あるときふと気づいた。

「あれ。なんか、みんなちょっと私のことうざがってる…?」

目を合わせてくれなくなったり、

話を早く切り上げようとされたり。

そうゆう態度を察してしまうから、

私もだんだんとコミュニケーションを避けるように…。

“迷惑をかけないように”と思えば思うほど、

空回り。

でも、それでも辞めなかった理由

だけど、

その歯医者は私にとって理想だった。

職場の雰囲気、理念、患者さんとの向き合い方。

こんな歯科で働けたら最高だな、って環境がそろってた。

だから、

「辞めたくない」「絶対やれるようになりたい」って思った。

悔しくて歯科の本を夜な夜な読んだり

診療後一人で残って歯石とる練習したりもした。

泣きながら日記に殴り書きした夜もあった。笑

あの頃の自分に、今かけてあげたい言葉

当時は、誰にもこの気持ちを共有できなかった。

仲良くなる余裕もなかったし、

心を開ける感じでもなかった。

だけど今は、

職場に本音を話せる人ができた。

この間その方からも、

「なんでそんなめんどくさい性格なの」と言われてしまったけど…笑

以前より「一人じゃない」って思える瞬間が増えた。

だからあの頃の私に、

そして今のあなたに伝えたい。

今すぐ楽になる方法はないけど、

あなたが悩んでることは、

ここに書いてある通り、

ちゃんと誰かも通ってる道だよ。”

最後にちょっとだけ真面目な話

仕事って、どうしても

“できる・できない”が見えやすい世界。

だけど、「できない私」=「価値がない私」じゃない

…って言い聞かせながら、

わたしもまだ毎日ちょっとずつ登ってる途中。

そんな私だからこそ、

いま頑張ってるあなたに届けられる言葉があると思って

こうやってブログを書いています。

いつでも、ここでひとやすみしてってね。

わたしの“もと棒立ちアシスト”の話が、

誰かのちょっとした支えになりますように。

ハチでした。

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