はじめましての方も、いつも読んでくださってる方も、こんにちは。
「しんどい時はここでひとやすみ」にようこそ、ハチです。
今日は、「歯科衛生士って、やっててよかったなあ」
とじんわり感じた瞬間の話をしようと思います。
「(ハチ)には最近全然褒めてないよね」
先日、ふと先輩からこんな言葉をかけられました。
「ハチのことは最近全然褒めてないよね。
…だって褒めなくてもやる気出して頑張るから。」
え、そんなことある!?
と心の中で笑いながらも、なんだか妙に刺さったこのひとことでした。
そりゃあ、私だって本当は褒められたい。
ちょっとでもいいから、「今日は歯石よく取れてたよ」とか
「今日の診療スムーズでよかったね」とか、言ってほしいときもある。
でも、その先輩の言葉の裏には、
信頼してくれてる気持ちも感じたんです。
「この子は、ちょっと厳しくしても、逃げずにちゃんと受け止める」って。
それって、もしかしたら…
私が少しだけでも成長した証かも。
そんなふうに思えた自分に、嬉しくなった日でもありました。
心が折れそうな日々にくれた、患者さんの“変化”
そんな私が、仕事に少しずつ前向きになれているのは、
やっぱり患者さんの存在が大きいです。
ある患者さん。
通い始めの頃は、ガンガンに着色がついていて、
前歯は欠けていて…まあ、インパクトのある方でした。
でも、何回か通ううちに、ふとしたタイミングでこう言ってくれました。
「俺、最近アイコスにしたんよ。歯、汚くなるの嫌やけん。」
え、うそ、嬉しくて泣きそうなんだけど…。
私との会話とか、TBI(ブラッシング指導)の内容とか、
ちゃんと届いてた。
私がただ一方的に話してるだけじゃなくて、ちゃんと「伝わってた」んだ。
そう考えると「健康にも少し貢献できたのかな」と思って、
色々嬉しくて涙が込み上げてきました。(診療後一人の時にね)
これからも禁煙できるように、
しっかりサポートしていけたらいいな。
3ヶ月越しのフロス報告
もうひとつ。
心に残っているのが中高生の患者さん。
前回の診療で、
「週3回、フロスがんばってみようか?」
って私が言ったんですね。
もちろん、社交辞令的に「はーい」って返されることも多いけど、
3ヶ月後、その子がまた来てこう言ってくれました。
「あのあと、フロスちゃんと週3回やったよ!」
え〜〜〜、ほんとに!? まじめか!!(嬉しい意味で)
内心ガッツポーズ。
思わず「すごいじゃん!!」って声が出ちゃいました。
正直、フロスなんて地味だし、すぐには結果も出にくい。
でも、その子が家に帰っても“自分で”続けてくれたことが
めちゃくちゃ嬉しかったです。
うまくいかない日も、「誰かの力になれてるかも」と思えること
もちろん、毎日そんなキラキラした瞬間ばかりじゃない。
むしろ、何度も落ち込んで、
帰り道に「ここでやってくの無理かも」って思った日もたくさんあります。
でも、こうしてふとした言葉に救われるたびに思うんです。
「私、歯科衛生士やっててよかったな」って。
私が患者さんからもらった“ありがとう”は、
小さくても、確実に心に残ってる。
自分が懸命に向き合っていればいるほど。
だから私も、誰かの心に
ちょっとでも残る存在になれたらいいなと思っています。
最後にあなたの“ありがとう”も、ここに置いてって
仕事で落ち込む日もあるし、自信をなくすこともある。
でも、どこかに誰かの“ありがとう”があれば、
それだけでまた立ち上がれる。
だから、もしこのブログを読んでくれてるあなたが、
「最近誰からも褒められてないな」とか
「頑張ってるのに空回りばっかりだな」って思ってたら…
どうかここに来て、一息ついてほしい。
そして、コメント欄にでも「今日あった小さな嬉しいこと」書いてみてね。
誰かに見てもらえたってだけで、少し心が軽くなることもあるから。
あなたの“しんどい”に寄り添える場所になりますように。
ではでは、また次の記事で。
コメント